【書評】『恐竜の世界史』現代はまさに恐竜の化石の大発掘時代。15種もの新種を発見した著者による新・恐竜本。
今は、「恐竜化石の大発見時代」だ。次々と新種が報告されており、恐竜の歴史は大きく書き換えられてきた。 一昔前、私たちが想像する恐竜といえば、トカゲやワニといった爬虫類によく似た姿だっただろう。しかし、今の恐竜図鑑では、テ...
今は、「恐竜化石の大発見時代」だ。次々と新種が報告されており、恐竜の歴史は大きく書き換えられてきた。 一昔前、私たちが想像する恐竜といえば、トカゲやワニといった爬虫類によく似た姿だっただろう。しかし、今の恐竜図鑑では、テ...
2016年に起こった世界的な大事件といえば、イギリスのEU離脱(ブレグジット)とトランプ大統領の当選である。 この2つの事件は、どちらもケンブリッジ・アナリティカ(CA)という会社が、フェイスブックから膨大な個人情報を盗...
オートファジーとは「自ら(Auto)」を「食べる(Phagy)」というその名の通り、自らの細胞質成分を食べて分解することで、生命活動に欠かせないアミノ酸を得る働きをおこなう細胞内小器官の1つです。 オートファジーはその働...
本書では、人間と共生しているさまざまな細菌(以下、常在細菌)についての最新研究が紹介されています。 私たちに共生している常在細菌は、過食症、肥満傾向、そしてうつ病や自閉症などの脳の病気にも関係しているという研究が報告され...
本書は、FinTechといった金融系ビジネス書という側面だけではなく、一人の日本人による波乱万丈なノンフィクションノベルという側面も持っています。世界で銀行口座を持たない成人の数は約20億人と言われています。著者が目指す...
本書は、整数論の非常に重要で難しい予想問題である「ABC予想」に関連して発表された「宇宙際タイヒミュラー(IUT)理論」(以下、IUT理論)について、広く一般の読者にわかりやすく伝えることを目的に書かれた本です。このIU...
ファイザーとモデルナ―。いまや誰もが知ることになった新型コロナウイルスのワクチンを製造する会社の名前です。本書はその中でもファイザーのワクチンについて書かれた本です。多くの人は知らないですが、ファイザーはワクチンを開発し...
「トポロジー」とは、物に切れ目を入れたり穴を埋めたりせずに連続的に形を変えたときに、変形の前後で変わらない性質のことを指します。さて、このように説明されてすぐに理解できる人が世の中にどれくらいいるでしょうか?本書は、この...
2016年10月、Uber傘下の企業オットーが開発した自動運転トラックが、コロラド州の高速道路を120マイル(約193キロ)走行し、ビール200ケースを運んだというニュースが流れました。その間、人間のドライバーは寝台で休...
2013年、ロンドンで世にも奇妙な試食会が行われました。そこで振る舞われたのは、牛の幹細胞をシャーレで培養して人工的に製造された「人工肉」を使ったハンバーガーです。試食会の参加者は「肉のジューシーさは無いが、食感は完璧だ...