生命科学

【書評】『恐竜の世界史』現代はまさに恐竜の化石の大発掘時代。15種もの新種を発見した著者による新・恐竜本。
今は、「恐竜化石の大発見時代」だ。次々と新種が報告されており、恐竜の歴史は大きく書き換えられてきた。 一昔前、私たちが想像する恐竜といえば、トカゲやワニといった爬虫類によく似た姿だっただろう。しかし、今の恐竜図鑑では、テ...
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今は、「恐竜化石の大発見時代」だ。次々と新種が報告されており、恐竜の歴史は大きく書き換えられてきた。 一昔前、私たちが想像する恐竜といえば、トカゲやワニといった爬虫類によく似た姿だっただろう。しかし、今の恐竜図鑑では、テ...
オートファジーとは「自ら(Auto)」を「食べる(Phagy)」というその名の通り、自らの細胞質成分を食べて分解することで、生命活動に欠かせないアミノ酸を得る働きをおこなう細胞内小器官の1つです。 オートファジーはその働...
本書では、人間と共生しているさまざまな細菌(以下、常在細菌)についての最新研究が紹介されています。 私たちに共生している常在細菌は、過食症、肥満傾向、そしてうつ病や自閉症などの脳の病気にも関係しているという研究が報告され...
ファイザーとモデルナ―。いまや誰もが知ることになった新型コロナウイルスのワクチンを製造する会社の名前です。本書はその中でもファイザーのワクチンについて書かれた本です。多くの人は知らないですが、ファイザーはワクチンを開発し...
2013年、ロンドンで世にも奇妙な試食会が行われました。そこで振る舞われたのは、牛の幹細胞をシャーレで培養して人工的に製造された「人工肉」を使ったハンバーガーです。試食会の参加者は「肉のジューシーさは無いが、食感は完璧だ...
現生人類とネアンデルタール人には接触があったのでしょうか?本書の著者が明らかにしたのは、日本人を含む「非アフリカ人」はすべて、数%のネアンデルタール人のDNAを持つのに対して、アフリカ人は持たないということです。これは、...
本書は、新型コロナウイルスのワクチン(mRNAワクチン)を開発し、世界を救った女性研究者カタリン・カリコ氏の半生を描いた本です。カリコ氏の研究への情熱の原点である幼少期のことから、当時のハンガリーの政治状況、家族に対する...
本書の前作『波紋と螺旋とフィボナッチ』は読みましたか?一見複雑で神秘的な生き物の形が、実はごくシンプルなルールで理解できることを解き明かし、各紙誌書評で絶賛されたと言います。本書では、前作のテーマをさらに深化させ、多彩な...
みなさん、猫はお好きですか?猫を飼っている方ならご存知かもしれませんが、ほとんどの猫は老齢になると腎臓病にかかり、その多くが長く苦しんだ末に亡くなります。腎臓は、生物が生きていく中で、体のいろいろな臓器からできた老廃物を...
本書は、海外のノンフィクションベストセラーにも引けを取らない代物です。 アルツハイマーの時計の針を逆転できる!? 著者は、アルツハイマー病に関わった日・米・欧の大勢の関係者から、驚くほどの深さのエピソードを引き出していま...