【書評】『遺伝と平等』
本書を読む前はドキドキした。本書を読むことで「生まれか育ちか問題」にようやく決着がついてしまうのではないかと思ったからだ。その予想は良い意味で当たっていた。例えば本書には、大学卒という学歴を持つことに、生まれ持った遺伝子...
本書を読む前はドキドキした。本書を読むことで「生まれか育ちか問題」にようやく決着がついてしまうのではないかと思ったからだ。その予想は良い意味で当たっていた。例えば本書には、大学卒という学歴を持つことに、生まれ持った遺伝子...
楽天グループが8月10日に発表した2023年1~6月期決算は、売上高9728億円(前年同期比9.5%増)、営業損益が1250億円の赤字(前年同期は1987億円の赤字)だった。赤字の元凶は、モバイル事業だ。同事業は1850...
コロナ禍で自分自身と向き合ったという人は多いのではないか。今年に入りコロナも5類に移行され、新しい趣味を始めたり資格の勉強を始めたなんて方も多いはずだ。人々は自分自身を振り返った結果、いったい何に気づき行動を起こしたのだ...
時に本との出会いは、歴史的な瞬間に立ち合う機会を与えてくれる。本書は、第二次世界大戦時下に失われたと思われていた美術品「ヒトラーの馬」発見に迫ったノンフィクションである。 違法な美術品取引の売上高は年間1兆円ほどに達して...
本書は発売から約1ヶ月ほどであるにも関わらず、すでに各界から多くの賞賛の言葉が寄せられている。また、Amazonのレビューでは、70件弱の評価が寄せられており、そのうちの87%が星5の評価をしている。本書の内容はイラクに...
18世紀フランスの美食家ブリヤ・サヴァランは、「あなたが普段から食べているものを教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、当ててみせよう」と言った。どのような食習慣をしているかを知ればその人のことがよくわかると言うのは非常...
私は人が自分の好きなことを話しているのを聞くのが好きだ。なぜなら、どれだけ強面のオヤジだろうと孫の話をするときは表情が緩むように、人は好きなことを話す時、ただ単純に話すことを楽しんでいるような気がするからだ。本書『魚ビジ...
エジプトの女王・クレオパトラは、子宮のなかの赤ん坊を男か女か最初に見分けられるのがいつなのかと疑問に思った。誰にもその答えはわからなかったので、彼女は悪魔のような計画に何人かの女使用人を利用したという(詳しくは本書で)。...
仕事で猛烈に成長したければ、経験豊かなメンターを見つけて彼らを質問攻めにするといい。仕事を辞めるべきか。キャリアアップのために何をしたらいいのか。自分のアイデアに何らかの価値があるのか。いつどうやって独立するべきか。 し...
中国政府ほどデジタル世界を権威主義的な目的で活用することに成功した国は他にはない。中国は、14億人の潜在的な顧客にアクセスすることを望むアメリカの大手テクノロジー企業をうまく手なずけ、「成長著しい民間IT企業」「政府の研...