【今週購入した本】2021年12月13日週

こんにちは。横浜読書会です。
わたしたちは、「1か月に平均3冊以上の本を読む若者を増やす」ことを目的に、読書会の開催や読書に関する情報発信を行っています。
毎週、私が購入した本の中から2〜3冊程度オススメの本を紹介します。
興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。

『死体格差』山田 敏弘(著)

日本では、病院での診療の過程で、病気等で死亡する場合は「普通の死」として扱われ、死亡診断書が医師の手によって書かれます。
一方で、病院以外で死亡する場合は、「異常死」と分類され、警察が扱うことになります。
本書は、この病院以外で死亡した「異常死」の人々の死因究明が十分に行われていないこと、そして、死因究明のための解剖率が都道府県によって大きく異なることが記述されています。
高齢化が進む日本では、この「異状死」が急増中しており、その数は年間17万人前後にも及ぶと言います。
死してなお平等ではない日本の実状を明かした衝撃の一冊です。

『死体格差』山田 敏弘(著)

『古代中国の24時間』柿沼 陽平(著)

Amazonの商品レビューを確認すると、本書はベストセラーに選ばれていました。
今から二千年前の中国の人々は、毎日朝から晩までどんな日常生活を送っていたのでしょうか?
始皇帝、項羽と劉邦、武帝ら英雄が活躍した中国の秦漢時代は、小説などで知ってファンになった人も多いかと思います。
本書は、そんな二千年前の人々の日常生活を、第1章「夜明けの風景 ―午前四〜五時頃」、第2章「口をすすぎ、髪をととのえる ―午前六時頃」といったように、24時間形式で解説していきます。
現代の私たちとも通じる古代人の姿を知ることで、歴史がますます愉しくなるような、そんな一冊です。

『古代中国の24時間』柿沼 陽平(著)

『アフタートーク』石井 玄(著)

オールナイトニッポン元チーフディレクターによる、その10年間を綴ったエッセイです。
ラジオ番組はリスナーのものと言う著者は、そんなリスナーへの一番の背信行為は、「番組が終わること」だといいます。
それはかつて、自身も猛烈なリスナーだった頃から、番組が終わる以上にショックなことはなかったからだそうです。
本書は、誰もが知っている人気歌手や人気芸人のパーソナリティ達との交流や、テレビでは見えてこない彼らの姿を知ることができて、まさに舞台裏を覗いているかのような楽しさを味わうことができます。

『アフタートーク』石井 玄(著)

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koya
読書歴10年。書評歴3年。本は読んでいるだけではダメです。 知識はアウトプットしてこそはじめて血肉となります。 私は読書歴10年ほどで、現在は毎月平均して10冊程度の本を読んでいます。 私がこの10年間で培ってきた読書のノウハウや考えは、きっと皆さんの役に立つと思っています。 目標は「他人が読まない本を手に取る読書家を増やすこと」です。
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