【コラム】本の読み方のコツとは?技術があれば誰でも読書家になれます。

私自身、本好きであることを周りに公言すると、「どういう本の読み方をしているのですか?」「速読できるのですか?」と聞かれることが多くあります。
最近、読書会に参加して気づいたのですが、私自身、これまでの読書で自然と身についていた本の読み方が、実は、他の読書好きの人にもある程度共通していることがわかってきました。
どうやらたくさんの本を読む人は、自然と同じような本の読み方をしているようです。
今回は、この本の読み方について、読書歴10年の私が解説したいと思います。

本を読むのは車の運転と似ている

本の読み方は、車の運転と似たようなものです。
運転していなければ、運転ができなくなるのと同じで、本も読んでいなければ、読めなくなってしまいます。
裏を返せば、技術さえ身につければ、誰でも本を読むことができるようになります

本はエピソードをどれだけ見つけられるか

本を手にとったら、まずはあらすじと目次を読んで、全体像を掴みます。
時間があれば、Amazonなどで、その本の評価コメントをザッと読んでみるのもいいと思います。
評価コメントでは、「本書は〜です。」「本書は〜だ。」「この本は〜である。」というように、多くの人が、形を変えてキャッチーなフレーズで本を紹介しているので、全体像を把握するにはとても参考になります。
このあらすじと目次だけで、手にとった本がどういう本であるかは8割程度説明ができます
「あらすじでだいたいわかるのであれば、本を読む意味はあまりないんじゃないの?」
このように思った方がいるかもしれません。
しかし、あらすじと目次だけでは、この本がどんな本かを説明することはできても、具体的に何が面白いかまでは説明ができません
だからこそ、しっかりと中を読み、この本の何が面白いかを説明する具体的なエピソードを探す必要があるのです。

細切れの時間で読む

エピソードを探すにあたっては、以下の3つの観点から探します。
①自分が面白いと思った箇所」「②人に話したいと思った箇所」「③初めて知った箇所」の3つです。
このエピソード探しには、なるべく日常のスキマ時間を利用します
スキマ時間とは、例えば、電車に乗ってる10分とか、お風呂に浸かってる20分とか、細切れの時間のことです。
この短い時間の中で、エピソードを探そうと思って読むことで、能動的となり、より本に集中しやすくなります

エピソードを探して、ひたすら本を捌く

では、より具体的な本の読み方の説明に移ります。
さきほど細切れの時間で本を読むと言いました。
この細切れの10分という短い時間で、本を読んで、エピソードが1つも見つからないという場合は、その本を読むことを止めます
10分かけて見つからない場合は、次の10分を使ったところで見つからない可能性が高いのです。
つまらない本に時間を掛ける必要はまったくないので、もったいないという気持ちは捨てて、この時点で、その本に見切りをつけてしまいます
逆にエピソードが1つでも見つかれば、その本には、次の10分を使う価値があると判断して、続きを読みます。
このように、エピソードが1つでも見つかれば引き続き読んでみて、見つからなければそこで読むことを止めてしまうというように、後はこれを繰り返していくだけです。
面白くない本には見切りをつけつつ、面白いエピソードを能動的に探すというのが、私なりの本の読み方となります。

楽しく本を読むことが最終的な目標

最後に、前言撤回となりますが、当然、本を読むことは技術がすべてではありません
偶然的に読んだ箇所が、めちゃくちゃ面白かったということも多くありますので、そのような出会いも大切にするべきです。
ただ、やはりまったく読む技術がなければ、そもそも多くの本に出会うことができませんので、技術も身につけておくべきでしょう。
最終的な目標は、楽しく本を読むことですので、そのことだけは忘れないようにしてください。
本の読み方の解説は、こちらで以上です。
いかがでしたでしょうか。参考になりましたか?
これまで私なりの本の読み方を解説してきましたが、本を読むには、まずは、自分が読みたい本を見つけることが第一です。
面白い本の選び方については、こちらで解説していますので、併せて参考にしてみてください。

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koya
読書歴10年。書評歴3年。本は読んでいるだけではダメです。 知識はアウトプットしてこそはじめて血肉となります。 私は読書歴10年ほどで、現在は毎月平均して10冊程度の本を読んでいます。 私がこの10年間で培ってきた読書のノウハウや考えは、きっと皆さんの役に立つと思っています。 目標は「他人が読まない本を手に取る読書家を増やすこと」です。
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